「自宅の土地、確実に自分名義にしたい」
「別居の弟に文句言われたくない」
「同居の親と自分の妻の折り合いが悪い」

自宅の土地確実に自分名義にしたい
別居の弟に文句言われたくない
同居の親と自分の妻の折り合いが悪い

 

司法書士 市川

 
「二世帯同居をしているけど、親が相続について考えようとしなくて不安。でもどう切り出していいのかわからない」
土地がお母さん名義、建物は住宅ローンを組んだ息子さん名義。

息子さんの不安は放置すると、お母さんが他界した途端、相続で揉める=「争続」として現実のものになります。
同居しているから自宅の土地を引き継げるなんてことは、民法の条文にありません。
私たちのお手伝いさせていただくケースでは、土地を自分名義にしてもらう代償として、数百万円を兄弟に支払う。という代償分割が年々増加しています。

お母さんが「あんたが土地を引き継ぐことなんてあたりまえじゃない」と何もせずのんきなことを言われてしまえば、息子さんは心配になって当然です。
一緒に住む、息子さんの奥さんはさらに、口に出せない。そんな不安があれば義母にやさしくできないのも無理はありません。
そんな息子夫婦の不安を察知できない、目を背けてしまうお母さんにはどうしたらいいのでしょうか。

ポイントは2つ。
1) 親が元気なうちに本音で話すこと
2) 第三者である専門家から口添えしてもらうこと

相続は必ず発生します。
その時に慌てないようにするためには、親が元気なうちに「きちんと介護もする。その代わりに、自分に土地を引き継ぐ確約をしてほしい」と腹を割って話すこと。ここから逃げてはいけません。
この話、親が元気なうちしかできません。病気になってからでは、「死ぬのを待っているのか!」と話がこじれてしまいます。親の立場に立ってみれば分かりますよね。
でも、同居しているからこそなかなか切り出しにくいですよね。
そんなとき、第三者から言ってもらうことが有効です。専門家から口約束だけではなくて、法的にも手続きしておきましょうと話すと、頑固な方も他人だからこそ耳を傾けてくれることがあります。

せっかくの二世帯同居。親にも、お嫁さんにも。笑顔で過ごしてもらいたいと思いませんか?